主なUFO事件


◎ トリンダデ島上空UFO事件 (1958年1月16日 – 南大西洋トリンダデ島) ◎

世界初の国家公認UFO写真!UFOの本体がクローズアップで写し出された撮影写真、ブラジル海軍省が公式認証。
全世界に報道され大反響を巻き起こしたUFO事件である。

トリンダデ島では、ブラジル海軍が国際地球観測年IGY(International Geophysical Year:世界各国が協同して地球環境を詳しく調査する事業)に関連する研究のため海洋研究所と気象台を建設し、1957年から調査活動が進められていた。
ブラジル海軍の観測船アルミランテ・サルダナ号は、IGYに関連する調査のため1957年10月以来何度かトリンダデ島を訪れており、1958年1月16日の事件当日は、リオデジャネイロに向け出港の準備をしていた。
午後12時15分、島に近づいてくる明るい飛行物体を目撃。目撃者は、バセラ船長、元ブラジル空軍大尉ホセ・テオバルド・ヴィエガス、アミラル・ヴィエリラ・フィリホを含む48人でサルダナ号のデッキにいたほぼ全ての乗員が目撃していた。
物体は高速で島に向かってきてデセガド山山頂で少しの間ホバリングし、山の背後に隠れ方向を変え、高速で地平線の彼方へ飛び去った。
物体は緑がかった霧のようなものに囲まれ灰色で金属的、土星のような形であった。
甲板船尾にいた写真家のアルミロ・バラウナ氏は、連続6枚撮影し、内4枚に飛行物体が写っている。
その写真は当時のブラジル大統領ジュセリーノ・クビチェックの許可の下報道機関に公開され、2月21日付けのブラジル新聞「Correio da Manha」に掲載された。

写真は、ブラジルの海軍写真偵察研究所(Navys Photo Reconnaissance Laboratory)及び、南米で最も設備の整った写真研究所であったCruzeiro do Sul Aerophotogrammetric Serviceがネガを含めて調査し、トリックのない本物であり写真に写った飛行物体がUFOであることが証明された。
ブラジル海軍省は公式声明によりトリンダデ島上空でUFOが撮影された事を公認した。
海軍報告書によるとUFOの速度は時速960~1120km/h、高さ24フィート(約7m)。
直径は120フィート(約37m)とされているが、撮影写真から撮影されたUFOはコマンドタイプの司令機とみられる事から全長50~60mと推察される。

トリンダデ島では、この事件以前にも7回に及ぶ飛行物体の目撃が報告されており、16日の決定的なUFO事件へと発展している。
尚、IGYに関連する研究のため、計器を搭載した赤色の気象風船を毎日打ち上げていた。

国家がUFOの存在を認めた事により、UFOが架空の存在ではなく、マシンとして実在することが証明され、UFO存在の有無についての論争に終止符が打たれた歴史的UFO事件である。

FLYING SAUCER NEWS ’64-6