主なUFO事件


◎ 東日本・西日本 甲子園上空UFO事件 (1985年10月8日 – 日本) ◎

午後8時頃、東北(宮城県)から九州(宮崎県)にかけて、航行中のTDA(東亜国内航空)、JAL(日本航空)、ANA(全日本空輸)及び訓練中の自衛隊機を含む計13機が赤い「火の玉状」のUFOと遭遇した。
当夜はジャコビニー・ジンナ流星群の絶好の観測日とあって地上での目撃者も相当数に達し、機上(パイロット)と地上の目撃者は1万人以上と推定された。
プロ野球の試合中の甲子園球場(兵庫県)では、上空を通過したこの「火の玉状」の物体に騒然となり試合が一時中断した。
ライブ放送中のカメラはその物体の撮影に成功し当日のニュース番組で放映。翌日、各新聞社も紙面のトップでこの事件を報じた。
日本LAT(人工衛星追跡組織本部)とNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)は、NASAからのデータ分析をもとに、「旧ソ連の9月26日の人工衛星打ち上げロケットの残骸説」を発表した。
しかし、その発表に疑問を抱いたIUOCが直ちに目撃者への直接取材を開始し、この物体を撮影していた関係各所[NHK(日本放送協会)及び那智勝浦のビデオ撮影者]へ映像資料の提供を依頼した。
提供された資料の分析と目撃パイロットや地上目撃者への直接取材調査により、“火の玉状”として目撃された物体は、点滅を繰り返して特殊な行動をするUFO群であることが判明した。
マスメディアを通じて日本国民の大多数がこの事件を見聞きするという過去に例を見ないUFO事件となった。
本事件は、Aerospace News (Vol.3-6, 1985-11) にて特集。