主なUFO事件


◎ 米海軍UFO事件 (2004年 / 2015年 – アメリカ) ◎

“UFOs”米海軍の戦闘機を翻弄!!

 『力を正義』として遊星地球の頂点への君臨を目論む米国では、人類を絶滅へと誘う核兵器の出現とほぼ同時期に発生したケネス・アーノルドUFO事件(1947年6月24日)を契機として、航空機とUFOとの遭遇事件が続発した。
 必要に迫られた米空軍はUFO事件の本格的調査、分析を目的としたプロジェクト・サイン(1947年~)、それを改名したプロジェクト・グラッジ(1951年~)、そして、第三弾となる調査機関プロジェクト・ブルーブック(1952年~1969年)を立ち上げたが、調査資料の詳細を公表することなく約20年に及んだその活動に幕がおろされ、膨大な数のUFO事件は闇へと葬り去られようとしていた。

 2015年1月、誰しもが予期していなかったそのプロジェクト・ブルーブックの全容が、無償での閲覧を可能とするJohn Greenewald(ジョン・グリーンワルド)氏運営のウェブサイト「The Black Vault」に掲載され、ここにブルーブックは約半世紀振りに日の目を見ることとなった。
 氏は、マイクロフィルムに転写された13万ページにも及ぶ報告書をデジタル化し、オンラインでのアーカイブ化の作業を行ったばかりか、15歳で立ち上げた本サイトには、アメリカ政府やカナダ政府の機密指定が解かれた公文書約150万ページが掲載され、その閲覧を可能としたのである。
 ブルーブックが蓄積したUFO事件の報告書12,618件の5.5%に相当する701件が「未解決あるいは説明不可能」なものと結論付けられたが、一部の研究家によると、本来報告書は14,000件以上にも及び、約1,600件の「未解決あるいは説明不可能」な事件が存在していると指摘している。

 2017年12月、米国防総省(ペンタゴン)の報道官は調査価値がないとして打ち切ったプロジェクト・ブルーブック以後も秘密裏に行っていたUFO調査プロジェクトである「先端航空宇宙脅威特定プログラム(AATIP : Advanced Aerospace Threat Identification Program)の存在を明らかにした。
 また、同プログラムの調査中に軍事演習(訓練)中の米海軍(U.S.Navy)の空母から発進した戦闘機F/A-18E/F(スーパーホーネット)が未確認物体と遭遇、パイロットが機に搭載の赤外線ムービーカメラ(ATFLIR:先進前方赤外線監視標準装備システム)を駆使して撮影に成功していたことが判明、ニューヨーク・タイムズ紙がその事件を報じた。

 また、Navyがその動画を公表したことでUFO問題は新たな段階へと突入した。
 Aerospace(UFO関連)、科学、エンターテイメントなどに主軸を置いた米国の社団法人TTSアカデミー(To The Stars Academy of Arts & Science)が、Navyの戦闘機が撮影した別の二組の動画を国防総省から入手、それをウェブにリリースした。
 さらに、NavyのUFO事件を題材としたドキュメンタリー番組「解禁!米政府UFO機密調査ファイル」を同アカデミーが製作、世界220以上の国や地域で放送している歴史総合エンタテインメントの専門であるヒストリーチャンネルがそれを放映、世界に衝撃を与えたのである。
 ニューヨーク・タイムズ紙が報じたところでは、AATIPとのコード名で呼ばれたこのペンタゴンプログラムには、極秘に年間予算2,200万ドル(約25億円)が投じられ、米元上院議員(民主党)の主導で「2007年に発足したが、発足から僅か5年後の2012年で終了した」という。
 しかし、AATIPの必要性を強く主張し抗議したが受け入れられず、やむなく国防総省を退職した同プログラムのディレクターであったルイス・エリゾンド氏(現TTSアカデミーのスタッフ)や関係者によると「2012年以後も省内には同類のプログラムが存在する」と指摘している。

 未確認航空現象(UAP : Unidentified Aerial Phenomena)とは、米海軍(U.S.Navy)が採用したUFOの呼称であるが、2019年9月、米海軍は2年前に公表した未確認物体の映像について「この映像は偽造されたものではなく、本物の映像であると」とUFO研究者のサイト「The Black Vault」のインタビューに答える形で公式見解を発表、また、その物体をUAPに分類し調査していることも明らかにした。
 このビッグニュースは大手メディアなどを介して全世界を駆け巡り、日本メディアもそのニュースを大々的に取り上げている。
 
 では、2004年と2015年に撮影された米海軍公認のビデオ「FLIRI」「GIMBAL」「Go Fast」の3本に代表された2つのUFO事件を紹介する。

◎米海軍(Navy)及び米国防総省(Pentagon)が公認したUFO(UAP)動画◎

                ”FLIR” – Obtained via NAVAIR FOIA

★タイトル名:FLIR
【USS Navy ニミッツ空母打撃群11 UFO事件】
☆目撃年月日:2004年11月10日 
☆空母打撃群11【指揮カーチス少将 原子力空母ニミッツ・ミサイル巡洋艦USSプリンストン
 (レーダー:AN/SPY-1B・AN/SPS49・AN/SPS-55・AN/SPS-64・AN/SPQ-9A・AN/SPG-
 62.4基 ソナー:AN/SQS-53B・AN/SQR-1)・ミサイル駆逐艦USSチャフィー・同USSヒ
 ギンズ・原子力潜水艦ルイビル】
 空母航空団-11(CVW-11):VMFA-232・VFA-41・VAW-117・VFA-14・VFA-94・VAQ-135・
 VRC-30・HS-6.3)
☆空母打撃群11防空演習海域【2004年11月10日~14日:サンディエゴの南西から南南西約50
 ~120マイル(約80~190km)の海域】
☆UFO群出現位置:【レーダースクリーンにて視認・米国西海岸のロサンゼルスの南南西約
 70kmに位置するサンタカタリナ島(北緯33度23分・西経118度26分)南側のカタリナ海峡】
☆UFO群消滅位置【レーダースクリーンにて視認・バハ・カリフォルニア半島(メキシコ領)の
 西方約240kmに位置するグアダルーペ島の南東部付近(北緯28度54分・西経118度15分)】
☆プリンストンのレーダー探知能力【25km上空の野球ボール大の物体でも追跡可能】
☆目撃者【レーダースクリーンにて視認】
 NO. 1:ケビン・デイ上級チーフ/対空戦コーディネータ【元プリンストンの火器管制レーダ
 ーオペレータ/航空迎撃管制官】
 NO. 2:ゲイリー・ボーリス下士官【元同火器管制レーダーオペレーター】
 

☆目撃状況:
 11月10日夕刻、米西海岸のサンディエゴ沖の南西から南南西50マイル~120マイル(約80km
 ~192km)の洋上にて防空演習【COMPTUEX:コンポジット・トレーニング・エクササイズ
 (複合トレーニングユニット)を実施中、ミサイル巡洋艦プリンストンG59(排水量9,460トン)
 がサンタカタリナ島付近でレーダースクリーンに不審な動きをする謎の飛行物体
 AAV(Anomalous Aerial Vehicles:米海軍用語でUFOを意味する)をキャプチャしたことで本
 事件は幕を開けた。



 同プリンストンのレーダーオペレーターの上級チーフケビン・デイは、5~10個の複数の集団(AAV)がレーダースクリーンにブリップ(輝点)として表示されていることに最初に気付き、同下士官ゲイリー・ポーリスもそれを視認、両名はレーダーで追跡した。
 そのAAVの集団は米西海岸のロサンゼルスの南南西約70kmに位置するサンタカタリナ島の南端付近 を高度28,000ft(約8,534m)以上、速度100~120kts(185~220km/h)でゆっくりと移動中であった。(参考:F/A-18E/Fスーパーホーネットの最低飛行速度は約220km/h) ※ft(フィート) kts(ノット又はノーチカルマイル)
 ケビン・デイによると「鳥にしては高度が高く、航空機にしては墜落しそうな低速度であったが、整然とした隊列を維持しつつ飛行経路も定まらぬ状態で移動を続け、時速約180kmで南方向へと進んでいた時の総数は優に100機を超えていた」という。
 整然とした隊列の一団は、バハカルフォルニアの約240km西方に位置するメキシコ領のグアダルーペ島付近へ到達後、忽然とプリンストンのレーダースコープから消えた。
 同艦のレーダーオペレーター達は約2週間にわたって未確認物体の解明に努めたが、それらの正体を突き止めるには至らず、同オペレーター達は一旦レーダーシステムをシャットダウンして再調整を行い、スコープに表示された映像が虚像や反射の光跡などというゴーストトラックではないことを確認する作業も行った。
 USSニミッツのレーダーも未知のブリップを検出していた。
 プリンストンやニミッツの多くのクルー達にはAAVの目撃談は広まっていたが、目撃当初は脅威とは感じられなかったのかAAVに対して別段これといった行動は取られていなかった。
 プリンストンレーダーがその後4日間にわたりAAVの集団を断続的にキャプチャし続けたことでレーダー担当者は追跡を余儀なくされた。

 11月14日、サンディエゴの南西約160kmの太平洋上で防空訓練中のプリンストンのレーダースコープが日中再び謎の飛行物体をキャプチャした。
 大画面のスクリーンには、約8,500mの高度から1秒以内で海面に急降下した多数のAAVが映し出された。
 
 以下は、目撃者ケビン・デイ(以下→ケ)と番組(ヒストリー・チャンネル)内のインタビュアー/調査人のルイス・エリゾンド(以下→ル)、元国防総省高官のクリストファーメロン (以下→ク)、ロッキード・マーティン社スカンクワークス元技術者で権威ある航空専門家のステーブ・ジャスティス (以下→ス)、キャップ (以下→キ) 等との一問一答である。
赤字は11月14日の事件に関する発言


ケ. サンディエゴ沖の演習中のできごとだ。
   あれは11月10日の夕暮れだ。
   サンタカタリナ島付近でレーダーが何かを捉えた。
   初めは十数個だったが舞い散る雪みたいになっていった。
   一糸乱れぬ隊列のまま超低速で進んでいった。
   普通なら墜落するはずの異常に遅い速度だった。
   サンクレメンテ島付近から時速約180kmで南へ進んだ。
   優に100機は越えていた。
   レーダーの情報から判断すればそれら(AAV)は友好国の機体でも敵国の機体でもない。
ル. 〝これだ〝とわかる特徴は?
ケ. ない
ル. それは未確認飛行物体と明白になったわけだね?
. 他に言い様がない。
   すぐさま撃墜せねばと思いスミス艦長に進言した。
  〝これらを要撃すべきです〝と。
   その物体を大画面に映すと8,500m下の海面に急降下した。
   0.78秒の出来事だ。
   艦長は〝要撃しよう〝と言った。
   訓練に向かうパイロットがいた。
   フレーバー中佐だった。
   突然無線から〝マズイ補足された〝と。
   瞬時に物体は高度8,500mへ。
   この時空母から別の戦闘機も向かっていた。
   それらの物体は雨のように降り注いだ。
   UFOの雨だ、完全にお手上げだったよ。
   現れては降下する異様な動きだ。
   戦闘機が去ると上空の同じ場所に姿を現し超低速で進んだ。
  〝放っておいてくれ〝と言わんばかりに
   デイは帰投したフレーバー中佐に会う(飛行体に接近したパイロット)
ケ. 〝何が起きた?〝と尋ねると、
   彼は〝なすすべなしだ〝と答えた。
   そう聞いて私は事後報告書を作成することにした。
   奇妙にもデータがなかった。
   ありえないことだ。
   誰かがディスクを抜き去ったのか、消去されたか。
キ. タイムコードはあるはずだ
   その間の記録だけがないと?
. そうだ
   さっぱり見当もつかない。
   一団(UFO群)は領空を去りバハカリフォルニアへ南下した。
   小さな諸島の上で姿を消した数百キロ南だ・・・・・・
   私は緯度も経度も覚えている。
   UFO群はメキシコ沖のこの座標でレーダーから消えた(北緯28度54分・西経118度15
   分)、約300km南のメキシコ沖。
ル. 艦長は関心を示しただろうか?
   不安げな様子とか、彼はどんな反応を?
. 私が思うに彼(艦長)はUFOなど御免だという感じで全く関心を示さなかった。
   時間と金と知識をどれほどつぎ込んでもどんなに要撃隊が優秀でも手も足も出ない。
   あれが敵ならおしまいだ。


  
同じく同時目撃者のゲイリー・ボーリスとインタビュアーたちとの一問一答。


ボ. 間違いなくこの件には裏がある。
ク. 初めに〝変だ〝と感じたことは?
ボ. ある話を聞いて・・・
   パイロットが出撃する4日前男らが来てレーダーが乱れていると騒いだ。
ク. スパイ1の管理者が?
ボ. スパイ1を専門に扱う連中だ。
   全機器を再起動しろと言われた。
   再起動が済んでもやはり映ったままだった。
   他の艦でも映っていると判明した。
ク. 何が見えてた?
ボ. 3つの物体だ。
ク. 3つだね、空中停止で?
ボ. 時速400~500キロで飛んだりもした。
   止まったり超音速で飛んだりまるで我々を観察するかのようにね。


<ナレーション>
レーダー主任のケビン・デイは100機もの謎の機影を見つけた。
数日間悠然と飛び続けたという。
4日後ついに戦闘機2機が迎撃に向かう。


ボ. 高度9,000mから海面に急降下していた。
   瞬時にだ。
   ソナー係も探知した。
   時速130キロ以上で海中を進んだらしい。


<ナレーション>
当時原子力潜水艦ルイビルが海面付近を航行していた。
そのソナー担当にボーリスは紹介したのだ。


ボ. 連絡できたのは一人で記録されたくないそうだ。
   関わりたくない、もう連絡するなと言われた。
ボ. ヘリが到着し降りた連中がやってきて全データを要求した。
   その後私が指示を受け記録テープを渡した。
   その他の記録も消去するよう命じられた。
   万全を期すためだ。
ク. 理由を説明された?
ボ. いや、私は知る権限がない。
   命令に従うだけだ。
ル. 2004年当時空母ニミッツの艦隊がここに―
   レーダーでも目視でも空が光った。
   物体が上空を飛び海に潜った。
   時にこの空を端から端まで数秒で移動した。
   事件は過去に何度も起きている。


<ナレーション>
数十年間この島で多くの未確認空中現象(UAP)が目撃された。
ケリー・ジョンソンの報告は信憑性が高い。
スカンクワークスの創設者でブラックバードの開発者。
1954年1月20日彼は空軍に報告書を提出。
パイロット2人も島の北で空飛ぶ円盤を見た。
白い楕円形のUFOが音速の30倍で飛行していたという。
※この島とはサンクレメンテ島


ス. 彼(ケリー・ジョンソン)は牧場にいてパイロットは飛行実験中だった。
   面白いことに別々の場所から目撃したんだ。
   ジョンソンの報告で最も重要なのは彼の切実さだ。
   書かずにはいられず空軍に報告したんだ。


<ナレーション>
自身の業務は極秘だが事件と同時期の飛行実験に言及した。
NASAの極超音速無人機X-43が飛行していたという。


ス. 時期だけで言えばX-43の可能性はある。
   いくつかの観点から分析しよう。
   B-52に搭載していて割と小さい。
ル. 証言ではあのUFOは約12mだ。
   映像でも確認されている。
   スピードは?
ス. X-43はマッハ5以上で飛ぶ極超音速機だ。
ル. 160キロ先からでもみんなに見える(加速時のエンジン部分から出る炎の量
ス. つまりこれらの点でX-43は符号していない。
   高度は?
ル. そこが奇妙でまちまちだね。
   高度24,000mから海面まで。
ス. 現在我々の極超音速機が飛行する高度は15,000m以上の想定だ。
   こんな証拠もある、この画像だ。
   あの事件で撮影されたが雲上排気煙が全くない。
   このタイプの画像には必ず写るものだが機体の形状が違い飛行状態も飛行する高度
   も異なっている。
   飛び方も違う。
   合致するのは極超音速という点だけだ。


※ 参考資料 HISTORY CHANNEL「解禁米政府機密ファイル(2)」
※ X-43スペック 最高速度12,144km/h・最大到達高度30,500m 2004年11月退役
   


★目撃年月日:2004年11月14日 
☆ニミッツ空母打撃群11の位置:カリフォルニア州サンディエゴ の南南西約100マイル(約
 160km)付近の海域
☆ニミッツ空母打撃群の位置 11:30(現地時間) 北緯31度12.3分 西経117度52.2分
              14:10(  同  ) 北緯31度29.3分 西経117度52.8分
☆迎撃座標(迎撃目標地点):サンディエゴの南南西約300km
☆遭遇戦闘機:F/A-18Fスーパーホーネット・2機 ※F(複座)
☆遭遇時間 14:10~14:40pm
★遭遇パイロット(第1陣)
 NO. 1:ウイングマン【海軍士官/匿名・当時フレイバー中佐とペアを組む相互支援機の女性
 パイロット】
 NO. 2:ジム・スレイト少佐【VFA-41のグループリーダー/当時はフレイバー中佐のウイン
 グマン(僚機)の兵装システム士官(WSO)として乗務】
 NO. 3:デビッド・フレイバー中佐【ウイングマンの上官/VFA-41戦闘攻撃飛行隊ブラック
 エイセスを指揮/海軍退役/現民間の航空コンサルタント】
 NO. 4:氏名非公表【フレイバー機に乗務した兵装システム士官(WSO)】
☆帰艦時間 14:50~15:10pm
☆遭遇状況
 上官のデビッド・フレイバーとの2機編隊で戦闘空中哨戒(CAP : Combat Air Patrol)の一環と
 して防空訓練(演習)を行っていたウイングマンは、指示された緯度、経度、高度ポイントで
 構成された機上のパイロットと艦内のパイロット以外には知らされていない極秘の座標へと
 向かっていた。
 頭上には早期警戒機E-2ホークアイがいて航空機を誘導していた。
 離陸から30分後、通常ならE-2ホークアイから入るはずの指令が突然プリンストンの管制員
 より2機に「訓練を中止して迎撃命令の任務に就くように」との指令が下った。
 標的を知らされていなかった2機のパイロットは目標地点であるサンディエゴの南南西約
 160マイル(約256kn)に到着しても何も発見できず混乱したという。


 ウイングマン(以下→ウ)は、インタビュアー/調査員のルイス・エリゾンドに当時の状況を次のように語った。

ウ. カリフォルニア沖で私の所属する空母打撃群は演習を行っていた。
   演習の一環として戦闘訓練を行うため私たちは飛び立った。
ル. 夜中ではなく日中?
ウ. 日中で快晴だった。


<ナレーション>
通常戦闘機は警戒機の指示を受ける。
だが突然巡洋艦プリンストンから2機に連絡が入った。

ウ. 巡洋艦の管制員が割り込んできて緊迫した様子で妙なことを頼んできた。
  〝これは訓練ではなく実際の迎撃命令だ〝とね。
   未熟な私は麻薬の密輸でも行われているのかと思い胸が高鳴った。


<ナレーション>
標的は知らされず2機は目標地点について混乱した。


ウ. 水の中になにかが見えて青ざめた。
   渦ができていて興奮から冷めた私はこう考えた。
  〝墜落事故の現場だわ〝
  〝誰かが海に落ちて戦闘機が沈んでるんだ。
ル. その時物体を見た?
ウ. 上官と無線で話した。
  〝水の中の物体が見える? あれは何?〝(海面より数十フィート上空の別の物体に気付く)
ル. 見た目は?
ウ. 窓はなく翼もなかった。
ル. 翼は一つもなかった?
ウ. 表面は滑らかで白く、吸気口もなく、煙もでていなかった。
   巨大な白い楕円形の物体。
ル. 大きさは?
ウ. 12メートル。
   恐怖を感じる大きさ。
   動きが予測できなくて不気味だった。
   スピードや加速でこちらを上回っていたらどう戦っても勝ち目がない。
   銃弾は積んでおらず、どちらかの機が接近してみるしかなかった。
   そこで私は上空で待機を。


<ナレーション>
物体に近づく彼(フレーバー中佐)を彼女は上空から見ていた。


ウ. あの物体は私たちを認識しているように見えた。
   そしてかなりの低高度から不規則だけど凄い速さで移動していた。
   身の毛がよだった。
   大惨事が起きると思った。

 一方、同じく戦闘空中哨戒(CAP)の訓練中にプリンストンの管制員から迎撃命令を受けたデビット・フレーバー中佐(以下→デ)は、未確認物体(AAV・UFO)との遭遇状況について次のように語った。

デ. 私が率いていたのはVFA-41ブラックエイセス。
   私の機体は真新しかった。
   2対2で行う防空演習を行っていた。
   場所はサンディエゴとエンセナーダの中間地点から100キロ沖。
   突然プリンストンの管制官から連絡が入る。
   管制員から訓練を中止し任務に当たるように言われた。  
   目的地は指示されたが理由は伏せられた。
   我々は西へ向かった。
   僚機(ウイングマン)は私の左にいた。
ウ. 当時の私はまだ若かったから上官についていくのに必死だった。
デ. 距離60マイル(約97km)、高度20,000ft(6,000m)の迎撃座標を与えられた。
   レーダーには何も表示されず不思議に思った。


<ナレーション>
プリンストンのレーダーは野球ボールほどの物体が25キロ上空にあっても追跡できる。


ウ. 周囲を見回した。
   でも何を探せばいいかわからないから探すのは困難だった。
デ. 機体を徐々に下降させていくと輝点(ブリップ)が標的と重なった。
   つまり標的は近くにいるということで自分の目で探すしかない。


<ナレーション>
そして水の中に墜落機か潜水艦のような物体を見つける。
だが同乗していた士官が別の物体に気づく。


デ. 〝あれを見て〝という声が背後から聞こえUFOに気づいた。
   色は白で翼やローターはなく一体何なのかわからなかった。


<ナレーション>
流出した報告書によると遭遇したのは50キロ沖で国境からは110キロの地点。
最初謎の物体は海面近くでみたことない動きをしていた。


デ. 謎の物体は高速で行ったり来たりしていた。
   そこで我々は物体の周囲を時計回りに旋回することにした。
   物体を中心として6時の位置から回り始めた。
   9時の位置に来てもその物体は渦の近くで奇妙な動きをしていた。
   そこで私が接近してみることにした。
   12時の位置に近づいたとき突然謎の物体が方向転換して上昇を始めた。
   我々に気づいたんだ。
ウ. 上官に気づいているようだった。
デ. 我々のいる高度までその物体は急上昇してきて、得体の知れない存在を前に恐怖を感じ
   た。
   我々に反応したんだ。
   私が物体の行く手へ向かうと物体は見たことのない速さで加速して私の前を通り過ぎ消
   えた。
   度肝を抜かれた。


<ナレーション>
物体は消えたと思われた。
だが2機が急いで集合地点に向かっていると無線で連絡が入る。

デ. プリンストンの管制員から〝信じないだろうが例の物体が集合地点にいる〝と言われ
   た。


<ナレーション>
謎の物体は100キロを1分以内で移動したことになる。
時速6,000キロという速さ


デ. 長距離を瞬時に移動できる物体だ。
   少し圧倒された。
   最新鋭の戦闘機よりも早いということだから。
   謎の物体には並み外れた力があった。
   宇宙から来たのかは不明だが地球のものではない。

 また、米国のUFO研究団体SCU(Scientific Coalition for Ufology)とのインタビュー調査には次の様に語った。


デ. 270度の方位を命じられた。
   距離約60マイル(約97km)、高度20,000ft(約6,000m)の攻撃座標を与えられた。
   海水が乱れていた。
   それは737大【約120ft(36m)】の物体によって引き起こされていた。
   4名は高度20,000ftからTic Tac(ミントキャンデイー)の形状と似た白い楕円形の物体に気
   付きそれを観察した。
   物体には2つの小さな付属肢のようなものが付いており、それが真上を移動していた。
   物体は高速で海面近くを前後左右の方向にランダムに動き回り、まるで卓球のボールの
   ようだった。
   私は機体を約12,000ft~16,000ft(3,600m~4,800m)まで降下させた。
   楕円形の物体は海面から50ft(約15m)上空にあると推定した。
   そこで我々は物体の周囲をクロックポジション(時計回り)で旋回することにした。
   6時から9時へと回り、さらに詳しく観察するために降下を続けた。
   物体は機の下方約1マイル(1,600m)、そして3,000ft(900m)、2,500ft(750m)と想定した。
   F/A-18程の大きさで翼も排気プルームもそのどれも見当たらない。
   機が12時から9時の位置に近づいたとき突然「Tic Tac」が方向転換して上昇を始めた。
   我々に気づいたようだ。
   「Tic Tac」が3時の位置に向かっているので、私は妨害のために横切って3時の位置に
   飛び込むことにした。
   「Tic Tac」は急上昇して私の鼻先を横切り、機体を傾け瞬時に南の方向に消え去った。


 他方、フレイバー中佐とUFOとのバトル的とも見受けられた行動を約20,000ft(約6,000m)の高度から見守っていたジム・スレイト少佐(以下→ス)は次のように語った。

ス. 物体は巨大なTic-Tac(米国の楕円形状の白色ミント菓子)に似ていて、長さ40ft~
   50ft(12m~15m)、幅10ft~15ft(3m~4.5m)で色はオフホワイトでした。
   可聴ノイズや音、マーキング、フィン(ひれ・羽根)、ベント(通気孔)または排気管のポー
   トはなかった。
   物体には明瞭なエッジはあったが、そのエッジに沿って波状のものが見受けられ輪郭ぼ
   やけていた。
   また、物体の表面に境目(つなぎ目)がないか全体を見回してそれを探した。
   波状として見えたものは熱い舗装道路から立ち昇る熱波や、中東の湾岸にいるときに空
   母の飛行甲板を見回した状況(立ち昇る陽炎?)と似ていた。
   戦闘機に装備された機器類は影響を受けなかった。
   フレイバー中佐は〝Tic Tac〝の方向へと機首を降下させた。
   物体はフレイバー機に向かって一直線にスタートを切ったが、その後コースを変更し、
   司令官の機の周りを旋回し始めた。
   機の周りを完全に旋回する前に物体は停止して、1~2秒間ホバリングしてから機の目
   前を通過して水平方向に超高速で飛び去った。
   それは(物体)はそこにあったが、それは一瞬のうちに見えなくなった。
   物体はライフルから放たれたように見えて、その周りが波打つようだった。
   私はこのような物体をそれ以前もそれ以降も見たことがありません。
   あのような加速に耐えることができた人間はいないでしょう。
   その物体は知的に制御されていたと感じた。と、、、、


 一般の人々が耐えられるG(g-forces:重力加速度)の生理的限界点は1~3G、戦闘機でのドッグファイトであればGスーツ着用で6~8Gといわれている。
 また、戦闘機の機体構造の限界となるGはF-15イーグルでは9G、最大で約13G、F-35は最大で13.5Gである。
 プリンストンのレーダーオペレーターによると、機器は0.78秒でUFOが80,000ft(約24,000m)の高空から20,000ft(約6,000m)まで一瞬で移動、ホバリングしたことを示したという。
 これらのデータに基づいて米国のUFO研究団体SCU(Scientific Coalition for Ufology)が中間点の最大速度と加速度を導き出している。
 仮定:移動時間0.78秒・垂直移動距離60,000ft・初速度と最終速度はゼロ・一定の加速度(直線速度)が途中で減速に変化する。
・中間点の最大速度104,895mph(168,818km/h)
・加速度12,250g(g-forces)
 また、他のデータに基づいたAAVの計算された加速度は40g-forceから数百g-forceの範囲であるともいう。
 導きだされたこれらの途方もない数値はスレイト少佐の「あのような加速に耐える人間はいない」という証言や、SCUの「既知の航空機は火の玉状として見える」「空気摩擦の影響で既知の航空機が残ることは予想されない」との見解を裏打ちしている。
 SCUによると、5人の主要な目撃者(ニミッツ打撃群11事件での直接の目撃者と定義されたインタビュー対象者)の中の4人が当団体のインタビューを受け、情報を提供した証人として定義された20人の二次承認が様々なフォーラムで公の声明を発表したと報告している。

 ニミッツやプリンストンがAAVをキャプチャした時点では既に30機もの航空機が演習に向けてニミッや海兵隊航空基地から発進していた。
 

 以下、艦長に要撃を進言したケビン・デイ及び火器管制官ゲイリー・ボーリス他の状況説明である。
『ニミッツ空母打撃群11はカリフォルニア州サンディエゴの南西約90マイル(約144km)の海域
で2週間の定期訓練・演習を行っていた。
 プリンストンのSPY-1Bイージスレーダーのモニターは出現と消滅を繰り返す未確認物体を追跡し、それらを特定しようとしていた。
 彼らの飛行航路はCOMAIR(民間の航空路線)ではなかったが、彼らが敵対的であるとは全然考えなかったので他のレーダー担当者同様にその編隊を注視した。
 レーダーのメインシステムをダウンさせて全ての再調整や診断テストを完了させてもそれらの編隊の光跡は消えず鮮明に映っており、何らかの障害が発生しているのではではなく実際の物体であると判明した。
 既知の如何なるパラメーターにも合致せず物体の特定は全くできなかったのである。
 11月14日、日曜の朝空母ニミッツのデッキグループはF/A-18Fスーパーホーネット、ヘリコプター、早期警戒機E2ホークアイの発信に追われていた。
 その任務は模擬防空である太平洋上でのADEXトレーニングであった。
 ファーストイーグルはニミッツの南約40マイル(約64km)でCAPステーションに向かっていた。
 CAPとは他の航空機と編成するために使用されるランデブーポイント頭上にはウォールバンガーズ飛行隊からのE2ホークアイがいて飛行作戦中の航空機の管理、誘導を行っていた。
 プリンストンの戦闘情報センターでは南下した謎の飛行物体群(AAV)が戻ってきたので、その日初めてシニアチーフのデイが迎撃に向える飛行中の戦闘機に指示を送り、艦長のスミス大佐に要撃を進言した。
 それらの物体の接近を見ていたスミス大佐はどれか1つを迎撃するように命じたのでコンソールに戻り艦に一番近いものを選んでホークアイより迎 撃命令を出させる予定だった。
 しかし、24ft(約7.3m)の機上レーダーを搭載したホークアイは物体の自動追跡ができず、レーダーモニターには何も映っていなかった。
 そこでファーストイーグル(F/A-18Fスーパーホーネット)へ〝BRA270(方位)・41(距離)・20,000(高度)で識別不明機を捕まえろ〝との命令を出したがホークアイ同様ファーストイーグルのレーダーにも何も映らず標的物体の自動追跡は不可能であった。
 BRA160・10・8,000で結合プロット(レーダー座標図の結合)となり、2Dディスプレイでは標的座標と物体が重なった。
 つまり、同一の垂直空域にファーストイーグルと標的物体とが存在していることが方位177で確認され、2機は海面を攪乱する海中の物体と海面上を不規則に動き回るスーパーホーネット大の楕円形状の物体と遭遇した。
 その後、1機が降下して物体に接近するもその物体に手玉にとられるかの如く翻弄されたのである。
 また、ケビン・デイによると「当初、空中の物体は28,000ft(8,534m)上空から海面上50ft(15m)の高さまで一挙に下降した。時速24,000マイルで降下したことをSPY-1Bレーダーが示していた。
 もしも普通のジェット戦闘機が同じことをしたら、まず機体がバラバラになり重力加速度に耐えることができず、複数のソニックブーム(大音響の衝撃波)が起きるが、それは発生しなかった。
 あの飛び方はとても信じられないことだ』
 一方、ゲイリー・ボーリスは「自分が観測したところでは、約30,000ftから約25ftの海面近くへ物体が降下、或いは海面下へ突入したのを見た。
 実際に通信を担当していたソナー技術者から水中で動き回っている航跡を探知したと伝えられた。
 彼の話では、物体は海面にぶつかると減速したものの慣性に影響はなく、水中で平均約500ノット(約926km/h)の速度で移動していた」という。
 デイとボーリスの両名は、物体群を良く観察するべく船橋ウイングへと上がり、高倍率の双眼鏡ビッグアイで最も近接している物体を選び特異な移動状況と白色発光を観察している。
 ホークアイの機密データレコダー(RCM・ハードドライブ)を確保するべく金庫へ保管したニミッツの航空技術士パトリック・ヒューズは〝ノックされたドアを開けると指揮官と2名の見知らぬ将校?がおり入室してきた。
 彼らはハードドライブを渡すように要求し、それを受け取ると2名はヘリコプターで去った〝という。
 さらに、E2ホークアイ乗務時の同僚である彼の友人ロジャー(仮名)の話では〝ホークアイには5名が乗務し、自分は後方中央のレーダー担当士官の席に座っていた。
 突然自分の視線はホークアイの外の何かに引き付けられた。
 全乗組員は「Tic Tac状」の物体がホークアイの上に突然現れ、その後すぐに視界から消え去るという信じられない光景を目にした。
 乗組員は信じられないままだった。
 バンガーが帰艦すると全乗組員が動揺していた。
 このきわめて異常な出来事は厄介でその日は次に何が起きるかといった思いに取りつかれた。
 ある将校がやってきて〝この出来事は起こらなかった〝と告げながら報告会を始め、秘密保持契約書を手渡されて署名を求められた。
 我々はこの出来事について二度と話題にしないよう注意を受けたという。
 14日当日の訓練・演習は中止となったのである。


 軍艦の戦闘情報の中枢であるCIC(Combat Information Center:戦闘指揮所)では、コマンド情報、レーダー情報、電子データ、および戦闘員の声などはリアルタイムで提供されていた。
 AAVと遭遇中のフレーバー中佐の興奮状態の声は、CICのスピーカーを通じてニミッツのレーダーオペレーターたちの共有するところとなり、関係者は緊張した様子で聞き入ったという。
 CICの証人である下士官ボーリーは、SCUのインタビューに次のように語った。
 「ある時点で、結局我々は複数の物体を追跡することとなった、遭遇も終焉を向へようとしていた頃、彼らはすべて尋常でない速度、角度、軌道で飛び回っており、我々のレーダーが記録する前にバグアウト(素早く立ち去る)した」と。


 2004年11月10日、プリンストンのレーダーが集団で出現したAAV(UFO/UAP)をキャプチャしたことで、その状況をモニタリングしていたレーダー技師たちはその後数日間AAVに翻弄され続けたのである。
 出現位置はサンタカタリナ島、AAVはカタリナ海峡を渡りサンクレメンテ島を通過して約450km南に位置するグワダルーペ島(メキシコ領)でレーダーから消えた。
 AAVがサンタカタリナ島で目撃されたのは〝ニミッツ空母打撃群11UFO事件〝が最初ではない。
 情報では、古くは1950年代より多くの島民などがUFO/USO(未確認潜水物体)。と遭遇し、ニミッツ事件以後も目撃事件は多発している。
 1960年2月、同島付近で「無数の光を放ち海中を移動する物体が6つに分離して海中から飛び出して消え去った」というアルゼンチン海軍とUFOとの遭遇事件が発生している。
 1989年2月、同島付近でダイビング中のダイバーが早朝に「巨大なUFOが海面に現れ、そこから何十機ものUFOが飛び出して南方向へ消え去った」のを、目撃したという。
 さらに、1992年の国際UFOデー当日の6月24日夜間には、無数の光るUFOが同一の海面から次々に飛び出し南へと消え去ったのを島民が目撃しているのである。
 米国防総省のUFOの極秘調査プログラムであるAATIP(先端航空宇宙脅威特定計画)が作成したUFO/USOスポットマップにも記載されていると云われるグアダルーペ島同様、サンタカタリナ島もUFO/UAPのホットスポットとよばれている。
 同島は第2次大戦中には軍用基地として利用されていたが現在は北のガラパゴスとも呼ばれて高級リゾート地として観光化している。
 一方、サンクレメンテ島では2013年6月、画期的な日米共同統合訓練(演習)が行われたところであり、米国海軍の所有・運営地である。
 ルイス・エリゾンド氏の取材調査によると〝ニミッツ空母打撃群11UFO事件〝での消滅地点であるグアダルーペ島付近を含む同島からバハカリフォルニアに至る海域では、数十年前より海中より出現、或いは海中へと突入するUFO/USOの目撃事件が頻発しているという。
 特筆すべきは島の北側の海域で確認されている地磁気異常である。
 船に装備されたコンパスの誤作動の発生や電磁場の感知能力を備えていると考えられるホホジロザメが多数集まる海域して報告されている。
 いずれにしても米国防総省も認識している「核施設とUFO出現との相関関係」を示唆するような施設はこれらの島々には存在していない。
 しかし、数十年間にもわたり特定のエリアにUFO/USOが出現しているということは、それらのエリアに関連した重要な問題が潜んでいると考えられるのである。
 目撃状況から想定するに、出現地域のサンタカタリナ島、消滅地域で磁気異常が確認されているグアダルーペ島、そして、何らかの調査・観測を行っているとも推測されるUFOの海中での不可解な行動がキーポイントなるのではないだろうか?
 最新の研究では海洋地殻の磁気異常を調べることにより、海底の地殻構造を推定するといった磁気異常から地球内部変動を解明する取り組みが積極的に行われており、チバニアン(地質年代区分)に象徴される地球磁場の極性反転の振る舞いや地場強度変化の歴史の解明が可能となっている。
 地震の発生前後の断層帯及び火山噴火の発生前後の観測でも磁気異常が計測されているのである。
 米国の西海岸に面しているカリフォルニアでは太平洋プレートと北米プレートとが衝突(すれ違い)し、巨大地震が「プレートの境界域」で発生している。
 サンタカタリナ島一帯はそれらのプレートの境界域にあたり、過去サンフランシスコやロサンゼルスに大被害をもたらした典型的なトランスフォーム(横ずれ)断層であるサンアンドレアス断層は、両プレートの凄まじい衝突を物語っている。

 古地磁気学の研究により境界域の複雑な地下構造が明らかとなってきた。
 例えば、ロサンゼルスの南側の海洋には大小8つの島々で構成されるチャンネル諸島【北チャンネル諸島(サンミゲル・サンタクルス・サンタローザ・アナカパ)南チャンネル諸島(サンタバーバラ・サンニコラス・サンタクレメンテ・サンタカタリナ)】がある。
 チャンネル諸島とその周辺の地磁気調査の報告によると、
 ☆北チャンネル諸島の4島は70°~80°時計回りに回転している。
 ☆南チャンネル諸島ではサンクレメンテ、サンタバーバラ、サンニコラスが回転していないのに、何故かサンタカタリナ島だけが時計回りに~100°回転している。
 ☆北チャンネル諸島北側のサンタイネス(サンタネッツ)山脈は~90°回転している。
☆サンタネスの右側に位置するサンガブリエルとサンアンドレス断層の間のブロックは~35°時計回りに回転している。
 ☆サンタイネスを含む東西に延びたカリフォルニア横断山脈の西側は~70°時計回りに回転している。
という。
 過去の驚愕すべき地殻変動の発生を知ることができるのである。
 また、専門書「古地磁気学-磁区から地質構造区まで」には、『Jones他(1976年)は横断山脈の中生代の岩石中の構造が東西に配列しているのに対して、オレゴンからバハカルフォルニアにかけての中生代の岩石の同様の構造が南北に向いている』と述べ、さらには『横断山脈が白亜紀・第三紀のいずれかに大きな鉛直軸回転を被ったと結論付けた』、著者は『古地磁気学はこの見解を決定的に確証し、その回転量と回転速度の大きさ、回転年代の新しさが驚くべきものであることを示した』と述べている。
 太平洋プレートは年間4~5cmの速度で北西方向に移動し、北米プレートは逆に南東に移動しているが、カリフォルニアの地震活動はこの100年間平穏な状態が保たれているという。
 具体的時期は不明だが、将来どこかの時点で巨大地震が発生すると専門家は予測し、米国地質調査所(USGS)は、カリフォルニアが今後30年以内にマグニチュード(M)8以上の地震を経験する確率を約4.7%から約7%に引き上げている。
 チャンネル諸島からバハカルフォルニアの海域にかけて1970年以降、M8クラス以上の地震が1回、同7クラスが7回、同5~6クラスが20回ほど発生しており、1970年以前ではこの数倍の頻度で発生している。
 現在もカリフォルニアの西海岸地域は、太平洋プレートと北米プレートとの相対的影響を受け続けている訳であるから、今後この地域のどこかがM9クラスの巨大地震発生の震源地にならないとも限らないのである。
 海中の地磁気は地殻に近い部分でより正確な値が得られることから、サンタカタリナ島およびグアダルーペ島付近に頻繁に出現して海中を潜航するUFOの不可解な行動は、地殻変動の発生と深く関連しているのかもしれない。
 また、両島間の海底には未知の活断層が存在し、もしその活断層が動いたなら東日本大震災の二の舞となる可能性も十分に考えられるのであった。

※ 参考資料 
・HISTORY CHANNEL「解禁米政府UFO機密ファイル」(1)
・SCU:A Forensic Analysis of Navy Carrier Strike Group Eleven’s Encounter with an
Anomalous Aerial Vehicle.
(https://www.theufochronicles.com/2019/04/forensic-analysis-of-navy-carriers-ufo-encounter.html)
・古地磁気学-磁区から地質構造区まで【第⒒章地域テクトニクスへの応用(Robert F.Butler著・渋谷英敏訳)】

               ★サンアンドレアス断層★
 アメリカ合衆国・カリフォルニア州の太平洋岸を北北西から南南東に走る巨大トランスフォーム(右横ずれ)断層で、北アメリカプレートと太平洋プレートの境界をなしている。
 北はカリフォルニア州最西端のメンドシノ岬の南方約20kmのゴルダ岬(北緯40度15分)、南はカリフォルニア湾の湾頭まで約844マイル(1,350km)続く活断層である。
 細かく見れば複数の断層群からなっており、それらを合わせてサンアンドレアス断層系とよび地震が多発している。
 同断層は地表面の構造上から3つのセグメント(北部・中部・南部)に区分でき、南カリフォルニアではサンアンドレアス断層を取り囲むように数十本の断層が東西南北に走っている。


ニミッツから飛び立った第1陣が帰艦後、第2陣であるチャド・アンダーウッドのグループが出撃した。


★遭遇パイロット(第2陣)
 NO. 5:チャド・アンダーウッド(元米海軍戦闘機パイロット)
 動画「FLIRI」撮影者
 NO. 6:アンダーウッドのWSO及びウイングマン等の詳細不明
☆遭遇機:F/A-18E/F
☆発艦時間 14:50~15:10pm以降

 アンダーウッドが搭乗したF/A-18E/Fにはレイセオン・テクノロジーズ社が開発した
AN/ASQ-228と名付けられた発達型前方監視赤外線(Advanced Targeting Forward-Looking Infra-Red, ATFLIR)ポッドを左翼下に搭載している。
 約40海里(約74km)のエリア内の目標を検出し追尾することが可能である。

 ポッドの内部には航法前方監視赤外線(Navigation Forward-Looking Infra-Red, NavFLIR)、レーザー・スポット追跡装置 (Laser Spot Tracker, LST)、電子光学センサー・ユニット(Electro‐Optical Sensor Unit, EOSU)などが収納されており、アンダーウッドはポッド内の赤外線カメラで高度約15,000マイル(約46,000m)~約24,000マイル(約73,000m)の空中を浮遊、飛翔するUAP(UFO)を撮影している。
 UFO動画のタイトル「FLIR」は、AN/ASQ-228に収納されたFLIRに因んだものと考えられた。

 撮影に成功したアンダー・ウッドは、米国のメディアIntelligenceとのインタビューにおいて、遭遇状況について次の様に語った。

「第1陣が着陸すると同時に飛び立った。
 距離の問題から自分の肉眼で飛行物体を見ることができなかったが、赤外線カメラ(録画機
 能搭載)は20マイル(約32km)離れた距離での撮影が可能だったため、肉眼で10マイル(約
 16km) 以上離れた位置から飛行物体を撮影できた。
 飛行物体の不規則な動きが妙に感じた。
 飛行物体は他の空中現象と比較して高度や速度、アスペクト(概観)が全く違い、物理的に正
 常でない様相で移動していた。
 有人であろうと無人であろうと航空機が従うべき物理法則に従っていなかった。
 飛行物体が急にカメラの撮影範囲から外れたことで“機体が傾いたためにカメラの撮影範囲
 がズレたのではないか?”と指摘されるが、正面から物体に接近していたのでそうではな
 い」と反論した。
 また、「航空機には推進のためにエンジンが搭載されていることで、通常であれば赤外線カメラが飛行物体の周囲に発される熱を感知できるはずだが、この飛行物体には排気熱や推進エネルギーの兆候が見られない点が興味深い」と・・・・・・
 アンダーウッド氏は一連の出来事について口外しないよう指示されたという。
 現在は米海軍を退職して民間のフライトインストラクターとして働いている。

※参考資料 INTELLIGENCER ‘Tic Tac’ UFO Video: Q&A With Navy Pilot Chad Underwood
https://nymag .com/intelligencer/2019/12/tic-tac-ufo-video-q-and-a-with-navy-pilot-ch・・・


 国防総省には海軍のパイロットが撮影した3本の動画がある。
 その動画の公表に尽力したルイス・エリゾンドは、航空界でキャリアを積んできた専門家などにナレーション入りで製作された映像「FLIRI」を見せて動画の分析の依頼と意見を求めている。

◎ルイス・エリゾンド(インタビュアー/調査員 以下→ル)
◎クリストファー・クック(海兵隊退役中佐/元パイロット/航空専門家 以下→ク)
◎エイマー(民間機元機長/現在国家運輸安全委員会顧問/航空専門家 以下→エ)
◎ブライアン・ベンダー(政治専門のニュースメディアであるポリティコの安全保障担当者
 で国防総省の極秘UFO計画である「先端航空宇宙脅威特定計画:A.A.T.I.P」を報じた一人
 以下→ブ)
 
<ナレーション>
・白い楕円形のUFOを捉えたこの映像は赤外線カメラで撮影された。
・90秒間の映像には低速で飛んでいたUFOが高速で移動する様子が映っている。
・計器が示す数値は普通だが映像はそうではない。


ク. 高度は6,000mか。
   通常の航空機とは特徴が一致しないようだ。
   航空機にはみえない。
エ. 翼はついていないな。
ク. 推進系統というのは激しい熱を生み出す。
   もしこれが従来型の航空機なら必ず何らかの熱を発するはずだ。
   それと飛行機雲もできる。
   目を見張るような急激な加速だ。
   左方向に水平に移動した すごい速さだ
   これが何なのか見当もつかない。
   こんな飛び方は初めて見る。
   人類が想像したこともないような飛び方をする物体が存在するとしたらいずれなんらか
   の問題が起きる恐れがある。
ル. 地球の重力に抵抗する方法は3つある。
   プロペラを使って揚力を発生させるか、ジェットエンジンを利用するか、ロケットのよ
   うに爆風を利用するか、どれも明確な特徴がある。
   だがあの物体は悠々と浮いているように見える。
   それに我々が可能だろうと考える飛び方とはまるで異なる。


<ナレーション>
・パイロットが目撃したのと似た動き。
・ここまで急激に加速すれば重力加速度がかかり人間なら失神する。


ブ. 謎の物体の飛び方を可能にする技術に気づいているひとは私の知る限りいない。 
   謎の飛行物体は航空力学に反した動きをしている。

  ※参考資料 HISTORY CHANNEL「解禁米政府UFO機密ファイル(1)


★ USS Navy プリンストン甲板UFO事件
☆ 目撃年月日:2004年11月14日夜間
☆ 目撃場所:プリンストンの甲板(メキシコ領エンセナーダの南西約40kmの太平洋上)
☆ 目撃者:ショーン・ケーヒル(退役上等兵曹/保安担当官/海軍勤務20年)

 夜間監視任務に就いていたプリンストンの保安担当官ショーン・ケーヒルは、その目撃状況について次のように語った。
「仰角約45度で見上げていた夜空に5~6個の光の集団を発見した。
 その光の集団はそろった動きではないが、どの光も同じ左方向に回転した。
 そして幾つかの光が消え、その後全部消えた。
 軌跡を残すこともなくそこにあった光がただ消えた。
 夜空は晴れていたから雲の仕業ではない。
 翌朝の朝食時にケビン・デイや他のレーダオペレーターたちに前夜の出来事について訊ねる
 とメールをチェックするように促された。
 デイと二人でメールを確認すると戦闘機が撮影したUAPの映像が届いていたので、その映像
 を視聴した」と・・・・・・


★民間機パイロットUFO遭遇事件・エンセナーダ沖
☆ 目撃年月日:2015年1月30日午後3時ころ
☆ 目撃場所:エンセナーダ南西37キロ(メキシコ領)
☆ 目撃者:オヘダ【バハ海岸とグアダルーペ島を何度も飛行している民間機パイロット
  (パイロット歴18年)】
☆ 目撃状況
  ニミッツ海軍パイロット2名がUFOに遭遇した地点から32キロ北東。
  最初はボールみたいだと思ったが近づくとこんな形だった(手の形は丸)。
  窓や翼はなく表面は滑らかで綺麗だった。
  まっすぐ飛ばず小刻みに動いていた。
  私がライトをつけると物体が向かってきた。
  一直線にね。
  約15キロかな。
  3秒できた。
  すごい速さだった。
  (推定 時速2万キロ音速の15倍の速さ)
  戦闘機は国際水域で時々見かける。
  だがあの物体は航空機じゃない、と語った。

※ 参考資料 HISTORY CHANNEL「解禁米政府UFO機密ファイル」(3)


  ”GIMBAL” – Obtained via NAVAIR FOIA

★タイトル名:「GIMBAL (ジンバル)」【USS Navy セオドア・ルーズベルト空母打撃群UFO
 事件】
☆撮影年月日:2015年1月21日
☆撮影場所 :フロリダ半島沖【ジョージア州サヴァンナの東南東約130km付近の海上】
☆撮影者  :セオドア・ルーズベルトの艦載機パイロット/バージニア州オシアナ海軍基地
 勤務 海軍大尉ダニー・オークインの同僚


“GO FAST” – Obtained via NAVAIR FOIA

★タイトル名:「GO FAST (かっ飛び)」【USS Navyセオドア・ルーズベルト空母打撃群UFO
 事件事件】
☆撮影年月日:2015年2月
☆撮影場所 :フロリダ半島東沿岸沖【フロリダ州ジャクソンビルの東南東約200km付近の海
 上または同州オーランドの東約350km付近の海上】
☆撮影者  :セオドア・ルーズベルトの艦載機パイロット/バージニア州オシアナ海軍基地
 勤務 海軍大尉ダニー・オークインの同僚


★USS Navyセオドア・ルーズベルト空母打撃群UFO事件
☆遭遇年  :2014年~2015年
☆遭遇場所 :フロリダ半島東沿岸沖
☆遭遇戦闘機:F/A-18E/F
☆遭遇パイロット
 NO. 1:ライアン・グレーブス:(海軍大尉)
 NO. 2:ダニー・オークイン:(海軍大尉/グレーブスの同僚)
☆遭遇状況
 GinbalとGo Fastの映像を視聴後、バージニア州オシアナ海軍航空基地に勤務していたグレ
 ーブス大尉等は2014年~2015年の訓練時において、幾度も謎のGinbal(センサーの名称)系飛
 行物体と遭遇していたという。
 航空宇宙工学の学位を持つグレーブス大尉は、遭遇状況を次のように語った。
「どちらの映像もフロリダ州東沿岸沖で撮影されたもので、私たちは中東派遣にむけた訓練
 中、謎の物体に何度も遭遇し,艦上で撮影した映像を見せ合っていた。
 Ginbalはもっと長い映像で高解像度だった。
 小さい飛行隊の映像もあったようだ。
 それらは隊列を組んで飛びその後ろには1個の大きな物体が続いていた。
 ジャイロみたいに動くものがあり、円盤状の上下に突起が出ていたのか中心部が高くなって
 見えた。
 これらがみな同一方向に進んでいた時、前の5機が一斉に回り始めた。
 一定の半径で並んだまま回りそして逆方向に進んだ。
 その再現映像を見たが似た同じ感じで5機は飛び去り大きい1機は留まった。
 その1機は90度向きを変えて見たことのない動きをした。
 特に興味深いのは数時間の飛行訓練の間ずっと物体はそこで飛んでいて、我々が着艦したあ
 と別の機も同じ光景(強風の中同じ座標に留まる)を見ている。
 機体は下向きの翼で揚力を得るのが基本だ。
 それが突然垂直方向に向きを変えたら揚力は得られない。
 翼端だけで揚力を得るのは不可能なのである。
 ある時、UFOは120ノット(約62m/s)の強い西風に向かって飛んでいたが、その後向きを変
 えて超高速で加速したのを50~60人が目撃した。
 他の隊でも話題となっていた。
 2014年夏、所属する飛行隊が東海岸(大西洋上)で訓練中UFOに遭遇した。
 私はレーダーには映るがその様なものは存在しないと思っていた。
 機の機器やレーダーは改良された次世代型なので機器の不具合を疑ったが、謎の物体を見て
 考え方が変わった」と。
 同僚が「2ケ月間毎回謎の物体を目撃した」と私に語った
「2014年夏から翌2015年にかけてルーズベルト空母打撃群は、フロリダの東沿岸沖(ノーフォ
 ークの東約60km)の海上でUFO群に追跡された」
「2015年3月には中東へ向かう空母ルーズベルトがペルシャ湾を航行中、UFOの一団に追跡
 され連日F/A-18を10機以上発進させた。艦隊への追跡は数カ月続いた」と、米軍の準機関紙
 〝Stars and Stripes(星条旗新聞)〝もリリースしていない驚くべき内容を語った。
 また、同僚の〝UFOとのニアミス事件〝についても言及している。
 同僚とその上官がそれぞれF/A-18に乗務して至近距離の2機縦列で飛行中、両機の間をUFO
 が高速で通過し飛び去ったもので、危険を感じた上官が「UFOとの遭遇状況を安全管理部へ
 と報告した」のである。
 同僚は「瞬時に回避動作を行った」、UFOは「球体の中に立方体が収まり、立方体の各頂点
 が球体に接していた形状だった」と語った。

※ 参考資料 HISTOLY CHANNEL「解禁米政府UFO機密ファイル」(4)


 以上、優れた精神力と技術力が要求される生々しいエアマンたちの声に基づいた「2004年空母ニミッツUFO事件」及び「2015年空母ルーズベルトUFO事件」やそれに関連したUFO事件の紹介と、米国防総省よりFOIAに基づいて入手した「米海軍公認のUFOムービー3本」の解説を行った。
 本UFO事件でも証明されているが、如何なる国家の戦闘機であろうと地球物理学の常識を超越したUFOの行動能力とは比べようもなく、またそのインテリジェンスにおいても歴然とした差異があることは事実なのである。
 第二次世界大戦時よりフーファイター(炎の戦闘機・幽霊戦闘機)などと呼称されたUFOが、脅威をもたらす存在でなかったことはパイロットの共通した認識であり、それは今日に至ろうとも同じである筈だ。
 物質文明に傾倒して経済力と強力な武器(核兵器など)を背景に権力闘争を繰り広げ、弱者を犠牲として平和と繁栄を奪い去る悪しき行為は、過去も現在も変わることのない人類のおぞましき姿である。
 侵略と殺戮と略奪の代名詞でもある大航海時代の再来かの如く、自らの母体を破壊し尽くした人類は、宇宙開発との美名のもと神聖なる宇宙へとその触手を伸ばして害毒を流し続ける姿は、食料を食い尽くして移動を続ける「砂漠とびバッタ」を彷彿とさせる。
 万有引力しかり、太陽・月・星・諸遊星の自転、公転運動が象徴するように、宇宙には侵し難い絶対的法則と自然の摂理が備わっている。
 富と権力と名誉に執着して絶滅に至る道程に歳月を費やす人類の行為は、この宇宙法則や自然の摂理に叶っているとでもいうのであろうか。
 地球が宇宙に内在されている限り、誰一人としてその法則や摂理を無視して生きながらえることは適わないのである。
 多くのエアマンがいかなる権力にも屈せずにUFOLOGY(宇宙科学体系)を学習して、宇宙の真実を世に知らしめる時、真の宇宙時代が到来し、人類は宇宙への偉大なゲートへと近づくことができるのである!!